調査の概要と調査結果の要約
■調査の概要
1.調査回収状況
アンケート依頼数…… 1,838 票
アンケート回収数…… 705 票(総回収数)、 693票(有効回収数)
有効回収率………… 37.7%
2.調査スケジュール
アンケート依頼……2010年9月4日〜 9月26日
アンケート回収……2010年9月7日〜 10月8日
集計………………2010年10月12日〜 10月26日
分析………………2010年11月1日〜 11月30日
■調査結果の要約
1.回答者のプロフィール
・調査の回答者……世帯主本人37%、世帯主の妻55%、その他8%。
・世帯主の年齢……20代9%、30代53%、40代23%、50歳以上15%、平均40歳。
・世帯主の世代……ポスト団塊ジュニア36%、団塊ジュニア26%、中高年世代37%。
・世帯主の職業……会社員69%、公務員12%、自営・自由業6%、会社経営者・役員5%。
・配偶者の職業……有職者37%、専業主婦・無職56%。
・家族構成…………夫婦のみ16%、核家族70%、二・三世代9%。
・家族人数…………2人18%、3人31%、4人37%、5人9%、6人以上4%。
・現住居の形態……持家35%、親の持家に同居7%、借家58%。
・世帯年収…………300万円未満6%、〜500万円未満28%、〜700万円未満28%、〜1,000万円
未満22%、1,000万円以上14%、平均687万円。
・貯蓄………………貯蓄実践世帯94%。貯蓄目的は住宅資金73%、教育資金63%が中心。
2.住宅計画について
・住宅計画の有無……具体的計画者39%、計画者26%、希望的計画者35%。
・計画進行段階………白紙段階34%、情報収集段階36%、絞込・契約段階25%、実現済5%。
・実現予定時期………1年以内27%、2年以内20%、2年以上先15%、未定33%。
・住宅計画理由………現住宅は借家51%、子供の成長42%、現住宅に不満・不便34%、親族から資金
援助29%、今が買いどき25%、親族の土地が利用できるようになった23%など。
・住宅計画形態………新規建築51%、建て替え18%、買い替え10%、リフォーム8%など。
・住宅利用形態………一世帯単独専用住宅75%、二世帯同居専用住宅16%。
・計画準備状況………「土地あり・資金メドあり」26%、「土地あり・資金メドなし」20%。「土地なし・資金
メドあり」26%、「土地なし・資金メドなし」23%。
・土地の用意…………ある51%、ない49%。
・土地の所有形態……自分で購入した土地42%、親族から相続・贈与(予定)の土地55%。
・建築予算……………2,000万円未満42%、2,000万円台35%、3,000万円以上13%、平均2,175万円。
・住宅資金計画………自己資金派13%、自己資金中心派22%、借入れ中心派52%、未定13%。
・自己資金の内容……預貯金88%、相続・贈与金・親からの援助29%、不動産売却金12%など。
・親との同居予定……同居派24%、別居派46%、未定派26%。
・相続・贈与予定……既相続者8%、相続予定者35%、非相続予定者32%、未定者26%。
3.建築依頼先の検討状況
・選定重視点………建築依頼先選定の際の最重視ポイントは、建物の品質・基本性能36%、会社の
実績・信頼性16%、建物の構造・工法12%など。
・検討会社数………1社20%、2〜3社33%、4社以上13%、1社もない34%。
・安心・信頼…………安心・信頼できる住宅会社の条件としては、「保証制度とアフターサービスが充実
している」(76%)ことが最多。同じく営業マンの条件としては、「こちらの立場や条件
をよく理解してくれる人」(51%)が最多。
・低価格住宅………大いに関心がある15%、少しは関心がある43%、関心はない21%。
4.総合住宅展示場について
・訪問箇所数………1ヶ所30%、2ヶ所32%、3ヶ所23%、4ヶ所以上15%。
・訪問回数…………1回15%、2〜3回36%、4〜9回34%、10回以上16%、平均5.4回。
・訪問のキッカケ……折込チラシを見たので44%、キャンペーン・イベントがあったので23%、近くを通りが
かったついでに21%など。
・訪問の目的………いろいろなモデルハウスを見たい58%、希望住宅のイメージを具体化するため41%、
キャンペーン・イベントがあったので35%など。
・絞込み状況………モデルハウスの絞り込み来場者48%、非絞り込み来場者52%。絞り込んできた
棟数は、1棟31%、2棟36%、3棟26%、4棟以上7%。
・内覧棟数…………1棟18%、2〜3棟50%、4〜5棟21%、6棟以上7%。
・内覧理由…………外観・デザインを見て関心を持った(47%)と、あらかじめ決めてきたモデルハウス
だから(39%)など。
・魅力点……………一度に複数のモデルハウスを比較検討できる(67%)、実際の建物を見て体感できる
(61%)をはじめに魅力ポイントは多数。
・訪問の満足度……満足派が80%、不満派が15%。不満派における不満点では、参考になるモデル
ハウスがなかった(少なかった)50%が最多。
・期待するもの……価格・価格内容が表示されているモデルハウス(54%)を最多に多種多様。
5.住宅に関する情報源について
・関心のある情報……保証・アフターサービス情報60%、間取り・設計情報59%、家づくりの基礎知識
58%、建築費情報58%がベスト4。
・情報収集活動………総合住宅展示場の訪問以外の活動としては、インターネット(54%)と折込チラシ
(45%)による情報収集をはじめに、数々の活動を行っている。
・情報内容別参考媒体(ベスト3) ………
○家づくりの基礎知識:住宅展示場62%、インターネット46%、営業マン39%
○土地・不動産情報:インターネット41%、折込チラシ36%、営業マン26%
○住宅の商品情報:住宅展示場71%、営業マン44%、インターネット37%
○価格・坪単価情報:営業マン46%、インターネット37%、住宅展示場36%
○住宅会社の企業情報:インターネット61%、住宅展示場39%、営業マン26%
・計画段階別利用媒体(ベスト3)………
○初期段階:住宅展示場71%、インターネット46%、折込チラシ35%
○比較・検討段階:住宅展示場68%、インターネット41%、営業マン39%
○絞込・契約段階:営業マン60%、住宅展示場46%、建築現場・完成済住宅37%
・ネット住情報………情報収集者77%、非情報収集者23%。 参考になったWebサイトとしては、
住宅会社のホームページ(80%)が最多。
6.生活意識・住意識について
・家計と生活意識……「はい」と答えた肯定者が特に多かったのは、本当に欲しい物と、そうでないものを
分けるようにしている(肯定者90%)、価格が品質に見合っているか、よく検討して
から買っている(同89%)、将来のことも考えて、節約志向を強めている(同89%)、
買い物をするのは楽しくて好きだ(同84%)など。
・住意識………………「はい」と答えた肯定者が特に多かったのは、ぜひとも持家を持ちたいと思っている
(肯定者95%)、持家としては、ぜひとも一戸建を希望している(同90%)、家賃を払い
続けるよりも、持家を購入した方が有利である(同86%)できるだけ頭金を増やして
借入金を減らしたい(同84%)など。
・住宅タイプ・設備の関心度……「大いに関心がある」と答えた人が多かったのは、制震・免震工法住宅
(大いに関心がある75%)、高気密高断熱住宅(同58%)、オール電化住宅
(同57%)、床暖房システム(同49%)、太陽光発電システム(同48%)など。
・間取りについて………………「そう思う」と答えた肯定者が特に多かったのは、なるべく収納空間を増やし
て、物を見せないようにしたい(肯定者92%)、戸外に向けた大きな窓を設け
て、自然光を取り入れた生活をしたい(同81%)の2項目。
7.住宅施策について
【住宅税制の優遇、措置・補助制度】 |
認知率 |
関心率 |
住宅エコポイント制度 |
85.4 % |
80.7 % |
住宅ローン控除制度の拡充 |
68.1 % |
75.8 % |
住宅資金贈与の非課税枠1,500万円創設 |
60.6 % |
54.3 % |
家庭用燃料電池システムの補助制度 |
27.8 % |
45.9 % |
太陽光発電システムの補助制度 |
62.6 % |
60.8 % |
太陽光発電の余剰電力買い取り価格が大幅上昇 |
66.7 % |
65.2 % |
フラット35Sの金利優遇が大幅拡大 |
59.0 % |
63.9 % |
【住宅3制度】 |
認知率 |
関心率 |
導入意向率 |
長期優良住宅 |
62.3 % |
68.7 % |
54.7 % |
住宅性能表示制度 |
32.8 % |
59.0 % |
46.0 % |
住宅瑕疵担保履行法 |
31.7 % |
54.0 % |
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