11.資金計画

自己資金としては当然ながら「預貯金」を充当しようとしている人が84.3%と最も多いが、むしろ「相続・贈与金、親からの援助」を予定している人が46.6%と非常に多いのが目立っている。
 なお、自己資金として「相続・贈与金、親からの援助」を予定している人が特に多くみられるの は、二・三世代世帯(73.1%)、親の持家に同居者(73.3%)、建て替え層(71.0%)、自己資金派(71.2%)及び建築予算が3,000万円以上の層(67.0%)、さらに住宅計画が比較検討段階(62.3%)や絞込・契約段階(64.6%)にあたる層でも多数みられる。また、「相続・贈与金、親からの援助」を予定している人は、同世代を対象とした02年調査(30.1%)と比較して約17ポイントも増加しており、親からの援助率は上昇している。
 住宅資金の調達にあたって「相続・贈与金、親からの援助」は、どの程度を見込んでいる のか聞いてみた結果、「住宅資金のほとんどを」と答えた人が4.3%、「住宅資金の半分程度を」が16.7%、「住宅資金の一部(半分未満)を」が53.4%、「未定・無回答」が25.6%であった。